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2007年6月 4日 (月)

材料不足

☆ 弱気にも強気にもなるべき材料がない。ニュートラルというより,どっちつかずと言った方が良いのか?国内株式市場の需給については幾つかの議論があるが,信託銀行の売り物がいつまで続くのかという点を注視すべきなのだろう。どちらかといえば高値安定している優良株には,絶対的な安値で拾った何とか機構は「いつ売りを出しても利益が確定できる」状況にある。しかし人間の心理は微妙なもので,「いつでも売れる」と思っていても,「いま売らなければ下がってしまう」という感情と「いや,まだまだ上がるに違いない」という感情がせめぎ合っている。こういう時,自分の資金ではなく預かっている資金の場合は,忠実義務があるから「妙な色気を出さずに売っておく」ということになる。

☆ むろん,売った後に株価が下がれば,株式に投入できる資金枠の水位が下がってくることになるから,下げれば買い手として出てくる向きもあるだろう(郵政資金など)。が,こっちの何とか取得機構は,損さえ出さなければスムーズに売ることがこの時点での役目であるから,売ってしまえば「ハイそれまでよ」ということになる。新たな売り手にはならないが,買い手にはなってくれないことになる。ここが悩ましくもあるのだが。。。

☆ 買い乗せするような雰囲気もなく,売るには早過ぎるような強気の虫が騒ぐ。どちらにつけても見送るしかないのが,ここのところの市場に対する正直な感想だ。

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