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2007年4月 3日 (火)

ウチ目均考(28)~買収ファンドについて

日本経済新聞第43541号(2007年4月3日=火=)第17(投資財務2)面

 「一目均衡」=買収ファンドの社会的意義 (編集委員 小平龍四郎)


☆ 一読して「公正な議論」だと思う。あたしはある種のファンドは解体屋だと書いたが,ドイツ人にも同じ考え方をする人達がいるようで非常に心強く思う(笑)。ここでの問題は先日まで放送していた「ハゲタカ」のように,会社におけるステークホルダー間の利害対立がベースになっている。

☆ あらゆるファンドは,その性格上パフォーマンスを上げることを求められており,ファンドへの投資者がそれをどの程度のスパンで達成することを求めているかでそのファンドの性格が決まる。ただ多くの場合,ファンドマネージャーは株価指数をベンチマークとしてそれに対する相対リターンをコミットメントし,その上でファンド自身の絶対リターンを追求することになる。

☆ これに対し会社そのものへの出資者は,こうした短期リターンではなく,Going Concern(会社自身の継続性)により長期的なリターンを積み上げることで,長期に亘る安定的な投資成果を得ることを期待する。そのような出資者が株主の立場で経営者に期待することは,継続的かつ発展的な成長であり,その成長の果実である配当や時価総額の向上だ。

☆ 時価総額で企業価値を測ろうとする考え方は,ITバブルやライブドア問題で否定された訳ではなく,三角合併をキー・ワードとする買収時代に入り,ますます重要になっている。買収ファンドでもその成果を定量的に測定するという意味で時価総額の持つ意味は大きくなっているだろう。


=以下続く=

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