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2006年9月 8日 (金)

ストラテジストは,かく語りき。(その1=はじめり)

【トリセツ】

☆ 本稿は,証券会社のストラテジストや彼らの言説どのように付き合っていけばいいかを考えるために書かれたもので,どう間違っても「あたし=ストラテジスト」と誤解されぬよう,ひとえにお願い致します。m(_ _ )m

【本文^^;)】

☆ 品格論ではないが,格調あるタイトルは平易にしない方が良いと思う。「ツァラトストラはこう言った」。。。では,ニーチェもガックリ来るだろう(笑)。もちろん本文は平仮名・現代仮名遣いで構わないのだが,タイトルくらい文語でもいいじゃないかということで。。。

☆ とまあ,キューブリックもヨハン・シュトラウスも影も見せないまま,枕を切り上げて(^▽^;)本題に入る。ストラテジストというのは直訳すれば戦略家とか策士ということになる。戦略とは,戦争や社会運動等を行う上での長期的な計略のことで,より具体的・実際(実践)的なものである戦術よりも大局的・長期的なものをいう。

☆ 株式市場におけるストラテジー(戦術)を考える場合,相場がランダムウィーク(千鳥足)に喩えられることを思えば,長期的な戦略の立て方は注意する必要がある。よくある「長期投資とは何か」という議論を考えてみれば解るが,単に「値が上がらないからずっと持っておく」ことも長期投資ではないし,逆に「長期投資だから売ってはいけない」ということでもない。

個別株の投資ストラテジーの要点は「その銘柄を買った(売った)目的が果たせているのかどうか」ということで,これは言い換えれば,銘柄の「出口戦略」が整ったかどうかともいえる。この場合の「出口」は二箇所あって,ひとつは戦略を成功裏に終わらせた後の出口(つまり貴方の売り(買い)注文の相手の存在)であり,もう一つは「非常口」すなわちロスカット戦略ということになる。

☆ それでは,株式市場全体のストラテジーは何のために必要なのか?それは市場の体温を感じ取り,相場の冷却感,過熱感を読み取りながら,当面の自分自身の投資「戦略」を考える必要があるというところにある。株式市場において投資戦略を考えるべき時期は,たくさんある訳でもない。通常,市場は上げか下げかいずれかのトレンドに従って推移する。そこには銘柄材料(テーマ)や市場全体の指向,参加者の気分などのあらゆる変数が揃っており,それらはブラウン運動よろしく想定し難い動きを常に続けている。しかし,そうした気分株式指標の面から捕捉することは可能だ。出来高,売買高,値付率,騰落レシオ,売買高上位銘柄占有率etcそういった諸指標によって相場の雰囲気は何気なく漂ってくるのである。

テクニカル指標はこの雰囲気をさらに明確にする。ただテクニカル指標の中には同じ条件で全く逆の結論を導き出しうるものがあり(いわゆるダマシ),自分にとってどの指標をメインに使うかは,ある程度の経験痛い目に遭うことを含む)がないと身に付かないと思う。また,テクニカルの中には全体の戦略を考える時よりも個別の戦術を考える時に向いているもも少なくないので,最初に大局観としての戦略を持った上で,戦術を考える際にテクニカルを駆使するのが効果的なように思える。

☆ 投資戦略を考える時にファンダメンタルズはどの程度重視すべきか。これは難しい問いだ。よく「私はテクニカル・オンリーで,ファンダメンタルズは重視しない」と言う人がいる。結果的にはその通りなのだろうが,テクニカルが示す株価の「歴史」には,前提としてファンダメンタルズなどに基づく「銘柄の人気化」という事実があることを軽視すべきではない。テクニカルに現れるのは銘柄の人気・不人気の歴史でもあり,相場という長い直線上に現れる参加者の心理の反映でもあるのだ。

=続く=

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コメント

こんばんわ。こちらにも書き込みにやってきました。 ランダムウォーク~なんとかこの偏見の理論を打ち破りたいと、長く思っています。日経平均が上昇している間は、キャンと言わせてやれるんですが・・・長期間で見ると、なんとも苦しいところがあります。 まあ、モンローウォークって言う歌もあったことだし⇒もう少し上昇波動が続けば、ジャマイカ辺りのステップで軽やかにいけるんですが。

投稿: 吉田 司 | 2006年9月 8日 (金) 20時10分

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